久しぶりに観たいなーと思った作品。
本でも読んだけど、どうしても想像力の追いつかない部分があるので宮沢賢治の作品は映像を見るほうがちゃんと理解できると思うのですよ。
(その昔、母が「宮沢賢治は難しい表現をするから嫌いだ」って言ってたのも無意識に気にしてるのかもしれないですけどね)

宮沢賢治の表現はとても色彩豊かだと思うのです。
炎の色一つでも、とても繊細だと思うのです。
本当に幻想的でキレイな描写をする人なのですよ。
その描写が細かすぎて、回りくどくなって伝わらないのかもしれないですけど……。

でも、私、どうしても宮沢賢治の作品に感情移入が出来ないんです。
物語の世界にはちゃんと入れるのに、登場人物の気持ちにリンクできないんです。
なんで此処で怒るの?悲しむの?って自分の気持ちと若干のズレが生じてしまって、ちゃんと気持ちを込められないんですよね。

小学生のときに「宮沢賢治の作品で読書感想画を描く」っていうのがありまして。
出されたお題は『よだかの星』『どんぐりと山猫』『土神ときつね』の3つで、私は『土神ときつね』を選んだんですけど、どうしても感情移入ができなくて、でも描かなきゃって焦って、ちゃんと頭の中で映像化して記憶に残らせる事ができなくて、すごく曖昧な絵を描いてしまった記憶があります。

それでも、嫌いじゃないんだよなぁ、宮沢賢治。
やっぱり『銀河鉄道の夜』が一番好きだ。

コメント

羽生遊
羽生遊
2006年10月27日17:24

僕も今、読んでみようと思っています。
ちなみに4年生の娘は「どんぐりと山猫」を
夏休みの宿題で読書感想文で書きました。
その感想文が笑えました(笑)。

八重桜
八重桜
2006年10月28日1:52

>羽生さん
「どんぐりと山猫」は確かどんぐり裁判のお話ですよね。
本当にどんぐりの背比べ状態なのが面白いです☆
読書感想文って難しいですよねぇ…。
感想文だけは今でも苦手です……。

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